ニートにハーブティーは要らない

ニートにハーブティーは要らない

思ったことを書いています

日記

地に足つけて生きている人間の言葉にはドライヴ感がある

地に足つけて生きている人間の言葉には、ドライヴ感がある。 一見それは意味不明の言葉であっても、たしかな重量をもったカウンターパンチとして身体に響いてくる。 小さい頃は、よく喫茶店に預けられていた。祖父が自宅の一部を改造してやっていた喫茶店で…

あの頃、公文式で苦悶していた

はい。 この鞄を見て、一瞬にして時をかけた人も多いのではないでしょうか。「くもん行っくもん♪」でおなじみのくもん学習指導教室のバッグですね。 ついこの間、この黄色とネイビーの鞄を持った子供たちが脇を駆け抜けていったとき、まさしくわたしも時をか…

旅の恥をかき捨てると自我が崩壊する

ついこの間、所用で箱根鉄道のとある駅に行った。博物館でひとしきり見学したあと駅のホームにたどり着くと、登山の装備をした楽しげな高齢者集団や、ツーリングみたいな恰好なのになぜか鉄道に乗ろうとしている中年集団などがわらわらと憩っていてにぎやか…

その電車が銀河鉄道に変わるとき

電車に乗っているとき、ずっとこのまま居られたらと思うことがある。そう思わせる車両がたまにある。 他人の気配や視線というのは緊張をもたらすものだけど、不思議なくらいそれが無い車両なのだ。他人同士が絶妙な空気感で配置されていて、誰も各人をじろじ…

父という名の野性

「ちょっと川の様子見てくる」 死亡フラグとして名高いこのセリフ、うちの父親は実際に言った。(ふつうに生きている) 毎年台風が来ると、川の様子を見に行って転落して死ぬ人がいる。こちらとしてはなぜそんなに川が気になるのか不思議でしょうがないけど…

ダイエー横浜西口店セルフレジの躁うつ感について

今はどうなのかわからないけど、横浜駅西口にあるダイエーのセルフレジのテンションが独特だったことを思い出した。 たいてい、セルフレジとは元気の良いものだ。どこかのいい声をしたお姉さんが「商品をスキャンしてください♪」と言ってくれる。セルフレジ…

年齢オブジョイトイという暇なハガキ職人みたいな名前が生まれた背景

年齢オブジョイトイという滑り気味のハガキ職人のような名前でブログを始めて、二ヶ月ちょっとになる。この名前、ダサくて意味不明だけど気に入っている。 ハガキ職人の考える名前って、「どうにかこの世に一つのシュールな名前が欲しい!」という切実さに満…

覚醒・暴れメガネ★★★★★

朝、ゴミ出しをしたついでに近所を散歩していた。前住んでいたところと違い、ほどよく人がいてにぎわっており歩きがいがある。そのときのわたしは、筒みたいなまっすぐなワンピースにサンダル、家用にしているウディ・アレンみたいな変なメガネをかけた近所…

昔ながらの銭湯って、番台から裸丸見えなんですね

超絶レトロな銭湯、太平館 今日は兄が「下町のレトロな銭湯に行きたい。アッツアツの黒湯がいい。」と言ったので、少しだけ足をのばして太平館に行ってきた。 k-o-i.jp いや、本当に昭和で時止まってた。 まず玄関で靴を脱ぎ、木札を抜き差しするタイプの靴…

Nissyこと西島隆弘さんの黒い乳首を前にしながら、クレープを粛々と売るお姉さん

ある日、渋谷駅が茶褐色だった。よく見るとそれはNissyの裸体だった。 特別付録DVD付 anan (アンアン)2018/08/15・22 No.2114[愛とSEX] 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2018/08/08 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る いつも何かし…

一人称がない男と付き合っている

わたしの恋人には一人称というものがない。正確には「僕」と呼ぶはずなのだけど、めったに言わないので、ないようなものだ。そもそもが無口なので、言語そのものをあまり口にしないのだけど、一人称に関しては言うのを巧みに避けるようにして暮らしている。 …

田舎のお祖母ちゃんがearth music&ecologyで服を買い始めた

後期高齢者 meets earth music&ecology *1 タイトル通りである。 earth music&ecologyの年齢層が大きく変わり始めている。 母から電話がかかってきて「お祖母ちゃんがね…」と切り出されたとき、真っ先に「ああ、何か病気でも見つかっただろうか」と思った。 …

お盆のバーベキュー大会に気合いを入れるガン患者

うちの親戚は、お盆に盛大なバーベキュー大会を開催する。この不謹慎スレスレのイベントの中心になっているのが、マサおじさん(70)である。 マサおじさん(70)と書くと、田舎に帰省するたびになんだかちっちゃくなっていく、人の良いじいさんという感じがする…

他人の言葉を摂取して生きる

文章を書いているときや話しているときに、つい独特な言い回しをしてしまい、「独特ですね」と言われることがある。しかしそれは思い返してみれば、人生のどこかであった誰かの模倣であって、自分オリジナルなものではないのである。 中学校のときに仲が良か…

あの頃、「いい匂いの練り消しをもってる子」がイケてた

子供の世界では、妙な条件がヒエラルキーを左右することがある。 わたしの頃の場合、いい匂いの練り消しをもってる子がイケていることになっていた。ここで言う練り消しは、男子が消しかすを集めてつくる鼻クソみたいなやつのことではない。上の画像のような…

ごみを拾って届けたら変なあだ名がついた日

みなとみらいは風が強すぎる。海風とビル風がびゅんびゅん吹いてて、うちの母親(もたいまさこ似)はメガネを軽く15メートルは飛ばされた。「メガネメガネ」って言いながら、腰をかがめてよたよた歩いてく母を見てたら、なんか無性にさみしい気持ちになって…