ニートにハーブティーは要らない

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静岡県に対する「お茶かよ!」というツッコミ

リンカーンでの三村のツッコミ

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人生のうちで、最もさまぁ~ずの三村とテレビ越しに接していたのは、リンカーンが放送されていたときだ。あのときの三村は画期的だった。「○○かよ」というシンプルなツッコミを機能させていたのがすごかった。

 

さまぁ~ず三村マサカズのツッコミで打線組んだwwwwwwwwww : 今日速2ch

1中 犬かよ!
2二 刺しちゃったよ!
3遊 それだけかよ!
4投 やれよ!
5一 白いっ!
6左 誰なんだよ!
7捕 アレだよ!
8三 もっと興味持てよ!
9右 ビミョー!

 

こうしてみるとただのボキャ貧おじさんなのでは、と思うけどたしかに面白かった。わたしの思うに、「例えツッコミ」のような複雑な笑いというのは、変に「しっかり考えました」感が出てしまうゆえに、観客の温度も低くなってしまいがちである。例えツッコミでウケているのは、「高低差ありすぎて耳キーンなるわ!」で有名なフットボールアワーの後藤だけど、彼でさえ「おもしろいこと言ったあとのドヤ感がうざい」と言われている。

 

それに比べて三村は、わりと自明のことをツッコむ。そこには飴キャンディーのような、犬ドッグのような、水ウォーターのようなコテコテ感が漂う。しょうもないといえばしょうもない。ただ、三村のツッコミは後藤みたいな頑張って考えました感もないうえに、間合いも絶妙だったのだ。つまり三村のツッコミとは、その場面ごとに抜群の効力を発揮するパフォーミングアートだった。

 

静岡襲撃作戦

 

前置きが長くなったけど、三村でいちばん笑ったのはリンカーンの「静岡襲撃作戦 視聴率くれくれキャンペーン」のときだった。リンカーンの平均視聴率が「9.7%」と全国最下位である静岡県に、リンカーンメンバーが直々に殴り込みに行くという内容だった。静岡の町中をリンカーン街宣車で練り歩き、ガムを配ったり(静岡の人が夜寝ないように)、「今日見てくれる人は黄色いハンカチを窓につけてください」と呼びかけたりしていた。そしてその街宣車リンカーンメンバーから、静岡県民へのメッセージが書かれていた。三村のメッセージだけを、はっきりと覚えている。

 

「お茶かよ!」

 

三村の顔写真のよこの吹き出しに書かれた、そのしょうもないツッコミ。別にツッコまなくていい場面な上に、お茶の名産地である静岡県に対してわざわざ「お茶かよ!」とか言うな。

 

これがなぜかそのとき妙にウケて、ずっとケケケケと笑っていた。ガキ特有の笑いの伝染力も手伝って、二つ上の兄も「お茶かよ! ヒヒ――ッ」とさわいでいた。この笑いは数年間効力を発揮して、わたしと兄は結構大きくなってからも「あのお茶かよ!はおもしろかった」ということを話し、うなずきあった。

 

わたしは脳内で一人大喜利をやる癖があって、三村の「お茶かよ!」に匹敵するツッコミを考えようとしたのだけど、まったく思い浮かばなかった。三村はすごいのだ。

 

静岡に茶畑がある限り、「お茶かよ!」はおもしろい。

静岡中の茶畑が焼野原になっても、「お茶かよ!」に対して静岡県側が「いやもう茶畑ないですって~笑」と返せば、それはそれでおもしろい。

 

お笑いが次々にアップデートされ、どんな斬新なツッコミも古びていく中で、「お茶かよ!」は永劫の光を放っている。