ニートにハーブティーは要らない

ニートにハーブティーは要らない

よく深夜に更新します

クリープハイプの『明日はどっちだ』を聴いて心を奮い立たせているOLの皆さん

全国のクリープハイプのファンは、いまだに肩身のせまい思いをしてるのだろうか。

 

 

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

死ぬまで一生愛されてると思ってたよ

 

 

クリープハイプが好きなの!」と言うと

 

「そんなバンド知らん」

「ああ、あの声の高くてキモ…いやなんでもない」

「へぇ~、そうなんだ~(こいつメンヘラかよ)」

「意外とそういうの聴くんだね!(サブカルぶってるくせに半端にミーハーかよ)」

 

などの厳しい反応が返ってくるリスクがある。

 

クリープハイプというバンドは少し誤解されているところがある。

 

とくに「メンヘラ御用達バンド」というイメージは、ぜんぜん違っていると思う。初期の尾崎さんの目隠しマッシュヘアーになびいた、ミーハーなサブカルメンヘラ系女子たちは今はもうほとんど別のバンドに流れていっていると感じる。

 

わたしがクリープハイプに出会った高校生の頃は、ライブに行くとサブカル系の高校生や大学生がひしめき合っていて、むせかえるような古着の匂いが頭をくらくらさせた。ピンクのミミズみたいなリストカットの跡を、いろんなアーティストのリストバンドで隠している黒髪ボブの女とか、明らかに尾崎世界観を意識した白シャツマッシュルームヘアーの男子大学生などが、湿った身体をぶつけてくる。わりとデンジャーな雰囲気だった。

 

最近はライブに行くたび、年齢層が上がってきているような感じがする。うちの母親なんて職場の同年代の女性(50歳、元ダイヤモンドユカイの追っかけファン)を誘って、しょっちゅうクリープハイプ遠征している。母いわく、「最近おっちゃんおばちゃんが増えてライブ行きやすくなった」そうである。

 

そしてまずまずよく見るのが、仕事帰りに一人で来ているOLである。

彼女らを見ていると、勝手にグッと来てしまう。

 

あえてそんなに前の方には行かずに、ひかえめにノリながら聴いている。

そしてたまにスーっと涙を流していたりする。

 

何があったんだろう。わたしの知ったことではないけど、「今日は発散して、明日からまたげんきに生きてきましょ」と心のなかで励ましたくなってしまう。こんなお気楽な大学生に励まされたところで、イラッとするだろうけど。

 

そんなOLの皆さんのためにかかれたような曲がある。

ファンからは実は一番人気だったりする、「明日はどっちだ」である。

 

明日はどっちだ

明日はどっちだ

  • provided courtesy of iTunes

 

わたしはこの曲がとにかく大好きで、何度聴いてもポジティブな涙が出てきてしまうので、電車では聴かないようにしている。普段ひねくれた言葉あそびばかりしている尾崎さんにしてはまっすぐな曲だと思う。「メンヘラ御用達」だと思っている人は一度聴いてみてほしい。ふつうに励まされます。

 

言いたい放題言われて

言い返す言葉も無いけれど

イライラするよりキラキラしてたいから

感情の行き着く先は 満員電車に揺られて

がんばれアタシ 明日はどっちだ

 

イライラするよりキラキラしてたいって、なぜこんなに健気なことを言えるのか。でも本当に心の奥底ではこう思ってるんですよね。よそからの刺激に感情を振りまわされても意味ないし。「ほんとそうよねえ」としみじみ思って、なんか泣けてしまう。

 

飼いならされてる訳じゃない けど

噛み付くほどの勇気もない

ヘラヘラするよりギラギラしてたいかな

感情の行き着く先は駅の改札に吸い込まれて

がんばれアタシ 明日はどっちだ

作詞 尾崎世界観 作曲 尾崎世界観 

http://j-lyric.net/artist/a055e9b/l02a361.html

 

このへんはサラリーマンの方も共感するんじゃないかと勝手に思っています。世知辛い世の中、ヘラヘラするよりギラギラするにはエネルギーが要るけどね。それにしても駅の改札に吸い込まれてってとこが好きだなあ。

 

あのライブで泣いてたOLさんも、この曲を聴いてどっかの最寄りのどっかのオフィスでがんばっているんだろうなあ。明日はどっちだかわからんけど、なんとなく生きていける感じがしますよ。この曲を聴くと。