ニートにハーブティーは要らない

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よく深夜に更新します

YONCEに似ているひとに出会った

最近、YONCEっぽい人に出会った。

 

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出典s-media-cache-ak0.pinimg.com

短髪で、前髪はすこし後ろに流していて、おでこが見えている。顔の骨格といい、首がひょろっと長い感じといいYONCEのそれだった。

 

もうその条件だけでわたしは「あいつはYONCEだ」と息巻いてしまい、周囲に「あの人YONCEにめっちゃ似てるよね」と言いまくり、本人にも「YONCEしやがって」と詰め寄り、一人でハイになっていた。中にはYONCEを知らない人もいて、「え、誰」という反応も少なくなかった。わたしはそんなYONCE認知度の低さにも、「老人ホームかよ」とツッコむばかりでお構いなしだった。

 

サチモスを知っている人は、「うーん、まあ髪型とか骨格とか色白な感じは似てるけど、言うほどは…」という反応をしていた。ご本人は「まあ…たまに言われるけど…」ぐらいなもんだった。

 

しかしわたしはもう後に戻れなかった。

そのひとをYONCEキャラとして育成したいエゴがどんどん肥大していった。

 

「もうあなたはYONCEを目指す人間なの。そういう素質がある人間なの。泣いてる場合じゃないわ。次はアディダスを着ていらっしゃい。」

 

バレリーナになりたかった夢を強引に娘に託すスパルタな母親のような、このエゴイズム。知らぬ間にわたしは、YONCEへの渇望を抱えていたのかもしれない。もし男に生まれたらどんなだろうと妄想することはあったけど、明確な像を結ぶことはなかった。しかしそれは今明らかになった。わたしは本当はYONCEになりたかった。

 

YONCEの言動にはすべて、「あえて」が付く感じがする。

「あえて」iPhone付属のイヤホンを使う。

「あえて」そんなにクラブには行かない。

「あえて」それほど凝ったおしゃれをしない。

「あえて」プライベートをそんなに明かさない。

「あえて」フェスで木々に感謝してみる。

 

この「あえて」はずるい。なんでもオシャレっぽくなっちまう。しかしこれは誰にでも許されたことではない。わたしが「あえて今日は日高屋で食うよ」と言ったところで超どうでもいい。オシャレにはならない。「お金なかったんだね」となる。

 

このブログを始めたころ、小松菜奈への渇望を書いた。

 

marple-hana1026.hatenablog.com

 

わたしは長らく小松菜奈になれなかった人間だと思っていたけど、YONCEになれなかった人間でもあったらしい。そんなわたしに相田みつをが語りかける。

 

トマトのままでいれば

 

ほんものなんだよ

 

トマトをメロンに

 

みせようとするから

 

にせものに なるんだよ

 

みんなそれぞれに

 

ほんものなのに

 

引用:「育てたように子は育つ」相田みつを書 佐々木 正美 著 小学館

 

 

とくに心には響かないっす。