ニートにハーブティーは要らない

ニートにハーブティーは要らない

思ったことを書いています

2020-01-01から1年間の記事一覧

ウルトラアンハッピーお菓子作り

何をしているかと聞かれれば、お菓子作りをしている。 問題なのはなぜお菓子作りをしているのかということの方だ。 誰に求められているわけでもなく、自分自身が甘いものが大好きというわけでもなく、ただここ数年間、コンスタントに作り続けている。お菓子…

やさしげマダムの店・2連 

やさしい感じのマダムがやっている店に連続して遭遇したので書き残しておこうと思う。 =========================================== ここ最近、チーズのことで気が狂っていた。何かの拍子に「不思議とあまじょっぱい、見た目も味もまるで塩キャラメルのよう…

話を盗られる

人と話していて、最初はわたしの話をしていたのに、ふと気づくとぬるっと相手の話になっていることがよくある。こういうのを話を奪われるとか、盗られるというのだと思うけど、その感覚がなんか好きだ。 もう自分の話をするターンが終わったのだというちょっ…

卓球の愛ちゃんがあんなに泣いていた理由を、卓球の愛ちゃん自身も今ではあまり思い出せないのかもしれない

起き抜けにベッドの中でyoutubeを開き、卓球の愛ちゃんを見た。まだ小さい、「泣き虫愛ちゃん」と呼ばれていた頃の愛ちゃんである。それも試合の動画ではなく、テレビで明石家さんまと対決をさせられたときのやつだ。 愛ちゃんは小さくてふよふよしていた。…

インターネット分霊箱

わたしのことしかフォローしていない、フォロワー数0のアカウントがあった。こういうのを、友だちの裏垢だと思ってしまう癖がある。 友だちの裏垢。絶対本垢じゃないのにわざわざ「本垢です」と書いてあったり、「あくまで壁打ちです」とか「たんなる独り言…

日本の夏、狂っている夏

夏が来る。 ビールのCMのような夏はどこにあるんだろうと毎年思う。 何やら屋上の特等席みたいなところできゅうりやらスイカやらビールが冷えてて、誰かが「こっちこっちー!」って手招きしてる後ろで花火がドーンみたいな夏。 泡が星みたいに弾けるジョッキ…

スピッツが嫌い

何気なく向田邦子の短編を読み返していたら、主人公の女が「嫌いなもの」を列挙している箇所があった。 クイズ番組、花柄の電気製品、小指の爪を伸ばした男、豪傑笑いをする男などを挙げている中に「スピッツが嫌い」という言葉が踊っていた。(まあ、わたしも正…

∞畳ボロアパート

ボロアパートを見ると立ち止まってしまう。ベランダに干されたキャラクターのタオルケットや、出しっぱなしのサンダル、駐輪場で倒れている錆び付いた自転車。 明確な記憶はないけど、わたしもかつてボロアパートの中の人だった。 子どもの頃に母の車に乗っ…